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2月10日、なおみんの実家から車で20分ほどの場所、稲美町の高薗寺(こうおんじ)で行われる「鬼追い式」に行ってきました。 |
この「鬼追い式」というのは、延享年間(約250年前)から続く伝統行事で、飢饉や災害を鬼に見立てて行うようになった儀式だそうです。現在では邪気や災難を払い、無病息災を願って、毎年2月9日〜10日の夕方5:30頃から〜7:00頃までの間、古式豊かに行われます。
太鼓とほら貝の音に合わせて、赤鬼と青鬼が松明(たいまつ)を持って本堂の周りを踊り歩く姿はとても幻想的で、引き込まれるものがありました。
鬼の持っている松明は悪事災難除けとされ、火が付いたまま本堂の下にいる見物人に向けて投げ込まれます。その松明を拾った者は厄除けのご利益があるとされていて、家の神棚などに祀っておくそうです。だから、見物人も松明の取り合いに必死です。僕はというと、初めて火の付いた松明が飛んできた時は取り合うどころか怖くて本気で逃げてしまいました。。情けない!(*_*)
鬼は地域の中から体力のある青年が選ばれるそうですが、後半はバテバテになっていました。(^^;) でも、鬼の舞はひとつひとつの動作が力強く、ゆっくりとしているので無理もありません。
途中、本堂の裏に周り、他の子供たちと一緒に もかちん も鬼に頭を撫でてもらいました。もかちんビビりまくり!?
鬼が10周くらい(?)周り、最後の一周になると、鬼は梅の枝を持って本堂を周ります。それを合図に今度は本堂の正面階段に人が集まり出します。勤めを終えた鬼が面を取り、見物人に一人づつ面をかぶせていきます。鬼の面をかぶせてもらった人はその年を病災・厄災から守られるそうです。
もちろん なおみん と もかちん もかぶせてもらいました。(^^)
最後に勤めを終えた鬼が境内の夜店の中を通って退場していきました。お疲れ様!(^o^)