ここでは快適な車中泊の「条件3.フルフラットにした場合でも荷物を積んでおけるスペースがあること。 」 をテーマにその解決法を紹介していきます。 これは当然、車の大きさ、車中泊の人数、積み荷の量などによって大きく異なるのですが、どの車にも共通して言えることは、「走行中のシートアレンジでは荷室があるが、フルフラットにするとなくなってしまう」ということです。 その場合、シート下に生まれたスペースに全て収まれば特に問題はないのですが、収まりきらなかった場合、枕元や足元といった居住スペースに荷物が散乱し、狭い車内がますます狭く…という事態になりかねません。何人かで宿泊する場合にはそれこそストレスになりますよね。 そこでクイズです。シートがどんな状態でも安定して荷物を積める場所があるんです!それはどこでしょうか!?(笑) もうお分かりですよね?そうです、ボンネットの中です!というのは嘘で(燃えちゃいます!)、「屋根の上」です。ルーフボックス(ジェットバッグともいう)やルーフラックを積むのです。
ベースキャリアさえ取り付けてしまえば、その上にボックスやラック以外にも、スキーキャリアやスノーボードキャリアなど様々なアタッチメントを取り付けることが可能になります。ですが、大きめのボックスさえ持っていれば、スノーボード程度なら数枚は入りますし、開いたスペースにブーツやウェアなどの荷物まで入いりますので、排気ガスや雨風にさらされてしまうスノーボードキャリアに勝ち目(?)はありません。 ちなみに僕のルーフボックスでどれくらい積めるかというと… これぐらい積めちゃいます!写真は洗車の際にボックスを取り外して、積んでいる時と全く同じ状態で荷物を横に並べたものです。見た目よりもたくさん積めることがわかります。 先にも言ったとおり、家族分のキャンプ道具はこの中に全て収まります。積んでいるものは番号順に、①テーブル大、②テーブル小、③エアーベッド、④電動エアポンプ、⑤ツーバーナー&包丁まな板セット、⑥食器セット、⑦テントインナーマット、⑧イス2脚、⑨シュラフ(寝袋)2つ、⑩5人用テント。お見事!(^-^)v これだけの荷物を車内に積めば荷室はいっぱいになり、フルフラットはとても無理ですが、我が家ではこのルーフボックスのおかげで荷室が空っぽの状態でキャンプに行けちゃいます。素晴らしいですよね。車中泊でもキャンプでもどっちでも可能です。
ところが!実はこのボックスには最大の弱点があるのです…。このボックスは写真のとおり縦開きします。そのため、前方に行けば行くほど開口部が狭くなり、荷物の積み下ろしが大変になります。それから、ロックが後部に付いているので、ハッチバックを開けている時はボックスを開けられないのも難点です。この2点はかなりのマイナス点です。 なぜ、買う時に気付かなかったか?もちろん気付いていました。ただ、このボックスは中古パーツ屋で安い値段で売られていた物なので、思わず飛びついちゃったんですね。(笑) 妥協案の衝動買いってヤツです。でも、値段を考えると十二分に役割を果たしてくれているので満足しています。 これらの点から、これから「ルーフボックスを買おうかな」と考えている方には絶対に横開きタイプのものをおすすめします。最近発売されているボックスはほとんど横開きタイプですので、中古や海外製の物で検討中の方でなければまず大丈夫だと思います。 また、最近はローライダーと呼ばれる薄い(でも中は広い!)タイプの物が流行っています。見た目が格好良いだけでなく、車高を低く抑えられるので高さ制限のある立体駐車場などでも入れる所が増えますし、空気抵抗を減らすことで風切り音が少ないように設計されているそうです。やはり最新の技術は凄いですね! 高価ではありますが、家族や同乗者(同泊者?)の快適性を考えれば決して高すぎる買い物ではないと僕は思っています。
さて、車内に不要な荷物を置かなくなったことで、車内には広々とした快適な空間が生まれました。今すぐにでも車中泊の旅に出かけたくなる気持ちを抑えて、もう少しテクニックを学んでおきましょう。 次は車内で家電製品を使用する方法です。これを知っておけば家族や友達に頼られる存在になること間違いなし!?お見逃しなく!
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