前のオーナーと決別した俺っちジーク・ディオン号は、大阪のとある中古車屋で次のオーナーに引き取られるのを待っていました。そこに平成15年3月、前車デミ雄君に別れを告げて3列シートミニバンを探していたHEYっち、なおみん、もかちんと出会いました。
■車選びの条件
HEYっちとなおみんの車選びは次のような条件でした。前提として、加速やコーナーリングといった走りの面についてはミニバンには求めておらず、車内の広さやユーティリティ、経済性を重視しているとのことでした。
<条件> |
@予算は全込みで150万円までの走行距離が少ない(5万km以下)中古車。 |
A維持費の安い車。 |
Bベビーカー&チャイルドシートを積んでもまだ人、荷物を積めること。 |
C普段は3人で乗るが、時々人を乗せることもあるので「あったらいいな」の3列目シート。 |
D普段はもかちんを後ろに乗せて、なおみんが付き添う。もかちんが眠った頃に
なおみんが前に来れるウォークスルー。 |
E元々キャンプや釣り、スノーボードが趣味なのでクロカン系が欲しかったけど子どもを
抱いての乗降のし易さを考えてファミリー志向のミニバンに。 |
F町中に氾濫していない車。右も左も同じ車というのはちょっと…。 |
G高速走行中でも車内が静かなこと。(前のデミオはノイズがひどかったので) |
■第一次選考
まず初めに予算内に収まる車種での比較に挙げられたのが次の車種です。
【トヨタ】 先代エスティマ、先代イプサム、現行ガイア
【ホンダ】 先代オデッセイ、先代ステップワゴン
【ニッサン】現行セレナ、現行リバティ、先代プレサージュ
【マツダ】 現行MPV、先代フレンディー、先代MPV
【ミツビシ】先代デリカスペースギア、先代シャリオグランディス、先代ディオン
■最終選考
HEYっちとなおみんによる度重なる協議の結果、最終的に残ったのが次の5車種でした。
【マツダ】 @現行MPV
【ホンダ】 A先代オデッセイ
【ミツビシ】B先代デリカ スペースギア
C先代シャリオグランディス
D先代ディオン
ちなみに消えていった候補車の主な理由は「デザインが気に入らない」、
「予算オーバー」、「ツレが乗ってるから」 など様々。
下表はは最終選考に残った5車種での比較検討表です。
採点方式はHEYっち、なおみんともに5点づつの10点満点です。
No, |
車種名/写真 |
グッドな点 |
ガッカリな点 |
@ |
現行MPV(マツダ)
|
シートの配列を2-2-3とすることで1から3列目までウォークスルーでアクセス可。このクラスでは一番広く感じた。3列目は完全に床下収納できる。両側スライドドアも魅力。 |
2列目が2人掛けのため、3列目収納時には2-2の4人乗り車になってしまう。「4人乗りでこの大きさは無駄」という結論に。予算内では玉数が少ないのも難点。 |
【評価点】
HEYっち点 +4.5点
なおみん点 +4.0点 |
|
【評価点】
HEYっち点 -1.5点
なおみん点 -2.0点 |
|
A |
先代オデッセイ(ホンダ)
|
デザインも若者っぽくてなおみんはMPVより好きらしい。インパネにもまとまりがあり、操作感も良さそう。3列目も床下収納できる。 |
初代型ではスペアタイヤの保管場所がラゲッジルーム内に壁掛け。2代目では改善され、高級感もUPしているが、予算内では玉数が少ない。街中に氾濫しているのもHEYっち点では減点。
|
【評価点】
HEYっち点 +4.0点
なおみん点 +4.0点 |
|
【評価点】
HEYっち点 -1.5点
なおみん点 -2.0点 |
|
B |
先代シャリオ
グランディス(ミツビシ)
|
外装はなおみん一押し。高年式車なら50万ぐらいから買える。HEYっちはこいつで「父ちゃんかっこいい!」と言わせたい。
|
3列目が狭いうえ、収納も出来ず、前に少しスライドさせるか、背もたれを前に倒すことしか出来ない。室内空間も上の2車に比べると狭く感じる。 |
【評価点】
HEYっち点 +3.0点
なおみん点 +4.5点 |
|
【評価点】
HEYっち点 -2.5点
なおみん点 -2.0点 |
|
C |
先代
デリカ
スペースギア(ミツビシ)
|
パジェロのシャーシにワンボックスのボディ。このコンセプト思いっきりHEYっち好み!アイポイントも高くて気持ちいい。7人乗り車では2列目を回転できるのもグー。 |
ディーゼルが基本となる。ガソリン車は希少で玉数が少ないため、予算もオーバー。それにガソリンだと3km/リッター ほどと聞き、却下。維持費も高いし。残念。 |
【評価点】
HEYっち点 +5.0点
なおみん点 +4.5点 |
|
【評価点】
HEYっち点 -1.5点
なおみん点 -4.0点 |
|
D |
先代
ディオン(ミツビシ)
|
ほとんどみかけないのがグー。ボンネットの見切りも良い。ライバル車とされるストリーム、ウィッシュ、リバティよりも室内は広く感じる。3列目は床下収納可。最終選考車唯一の5ナンバー車。新車価格が安いので好条件車でも低コストで購入可。 |
第一印象は外装デザインに「?」だった。3列目は膝元、頭上ともに狭い。子供や小柄な人向けか。運転席ではシフトレバーが奇怪な形のため、ステレオやエアコンの操作がしづらい。スライドドアだったらもっと良かった。 |
【評価点】
HEYっち点 +3.5点
なおみん点 +4.0点 |
|
【評価点】
HEYっち点 -0.5点
なおみん点 -0.0点 |
|
かくしてディオンが最終選考を勝ち抜き、中古車屋巡りでディオン5台を見物、3台を試乗した後、俺っちが『とれはんモービル ジーク・ディオン号』として選ばれたわけです。購入金額も予算を大幅に下回る全込み130万円に抑えられ、HEYっちとなおみんには大変満足してもらえているようです。(ちなみに前車のデミオくんは5万円でHEYっちの友達の所へ婿入りしました。(^-^)
)
■購入時の状態
ちなみに俺っちが入隊した時の状態は次のとおりです。これで全込み130万円は他の車種ではなかなか見つからないと思います。
年式 |
平成13年 |
走行距離 |
1.8万Km |
車検 |
検2年付 |
排気 |
2.0L |
車体色 |
ブラック |
ドア |
5D |
修復歴なし |
ワンオーナー |
記録簿 |
禁煙車 |
エアバッグ |
ダブルエアコン |
キーレスエントリー |
CD |
HEYっち |
特に走りにはこだわってはいないが、低速時の加速が良いので1.4t,
2000ccという点においても、さほどパワー不足は感じない。出だしの印象としては1t、1300ccの前車のデミオ(マツダ)よりも軽く感じるほど。高速走行中も静かで満足。不満点はこれといってないが、敢えて言うのならば、歪な形のシフトレバーが邪魔でカーステ、エアコンが見にくいこと。小物入れが少ないこと。マフラーが妙に下の方についているので、悪路走行時など擦らないかハラハラすること。 |
なおみん |
もかちんをチャイルドシートに乗せて一緒に2列目に乗ることが多いけど、十分な広さがあるので快適。ベビーカーも3列目シートが収納されるラゲッジルームの穴にスッポリ収まるのですごく便利。3列目の横にタイヤハウスのでっぱりがあるせいで、2列目があまりリクライニングできないのが残念!それ以外はとても満足しています。(^-^)
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